ウクライナ正教会首座主教「バンデラ主義者と呼ばれると、誇らしく思う」

エピファニー・ウクライナ正教会首座主教は、ウクライナ民族独立運動の英雄ステパン・バンデラの子孫だと呼ばれることは、名誉なことだと思うと発言した。

エピファニー・ウクライナ正教会首座主教(キーウと全ウクライナ主教)が、ステパン・バンデラがかつて在学したことのある、リヴィウ国立農業大学での演説時に発言した。11日、ウクライナ正教会広報室が伝えた。

エピファニー首座主教は、「本大学の歴史には、卒業者の中に、その言動から、ウクライナの大地と人々を愛した人が沢山いることがわかっている。その中には、ウクライナ民族独立運動の天才ステパン・バンデラがいることも指摘すべきであろう。バンデラは、あなた方の大学の誉れある卒業生である。そして、私たちは、バンデラ主義者だと呼ばれることを、誇りに思うのである」と発言した。

首座主教は、一部の人には「バンデラ主義者」はののしりとなるが、「私たちにとっては光栄である」とし、その理由として「なぜなら、私たちの大地が『いずれ、[ウクライナに栄光を!]と一人が言えば、何百万人が[英雄達に栄光を!]と返事をする日が来るだろう』と述べた、名誉ある英雄を産み落としたのだから。私たちは、その日を迎えたのである」と発言した。

ステパン・バンデラとは、20世紀のウクライナの政治活動家であり、ウクライナ民族解放運動の思想家・理論家の一人であった人物。