世論調査:支持が多い宇正教会は、キーウ聖庁かモスクワ聖庁か

ウクライナの45%の正教会信者が、自身をウクライナ正教会キーウ(キエフ)聖庁と関連づけており、19%が同正教会モスクワ聖庁に属していると見ている。

3つの分析センター(キーウ(キエフ)国際社会学研究所、ラズムコフ・センター、ソツィス)が2018年8月30日から9月9日にかけて共同で実施した世論調査の結果でわかった。

この世論調査の結果では、回答者の68.8%が自らを正教会信者とみなしており、9.6%が単なるキリスト教徒、8.5%がギリシャ・カトリック教会、1.2%がプロテスタント、1.0%がローマ・カトリック教会、9.0%がどの宗教も信じていない、という回答であった。

また、自らを正教会信者とみなしている回答者のうち、45.2%がウクライナ正教会キーウ聖庁に属していると考えており、16.9%が同正教会モスクワ聖庁へ、2.1%が自治独立派へ属しているとみていることがわかった。33.9%は、単に正教会信者であり、具体的な所属はないと考えている。

今回の世論調査は、ウクライナ全国の18歳以上の有権者に対して無作為抽出で実施。地域別と町・村の区別でも回答結果を掲示している。回答者数は、1万5名。一人当たりの平均回答時間は、23分であったとのこと。