ルビネツ宇人権担当全権代表、オレシュキを「ロシア領」と認めるような文書には署名していないと明言

ウクライナのルビネツ最高会議人権問題担当全権代表は2日、オレシュキにおける人道ミッションの実施にあたり、ウクライナ語とロシア語の2つの文書がそれぞれ3部ずつ作成され、自身はウクライナ語の文書に署名したと説明した。

ルビネツ全権代表がオレシュキにおける人道ミッションの結果に関する記者会見の際に報告した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ルビネツ氏は、「米国側は両当事者が法的文書に署名することを提案した。私たちは、ウクライナの人権全権代表(編集注:ルビネツ氏のこと)がロシア側と何かしらのものに署名することがどうしたら可能なのかについて非常に長く協議した。私の考えでは、私たちはその点で全く新しいアプローチを見出したと思う。2言語で文書を作成したのだ。つまり、私が署名したウクライナ語の個別の文書があり、全く同じ内容のロシア語の文書が作成され、その下にラントラトヴァ氏が署名を行ったわけだ。それぞれがそのような文書、3部ずつに署名した」と説明した。

同氏は、自身はウクライナ語版を自ら1部保管し、2部目はロシア側に、3部目は米国側に渡したと述べた。ロシア全権代表のラントラトヴァ氏もロシア語の3つの文書で同様の対応を行ったという。同氏はそして、「米国側は義務履行の保証人兼管理者として行動した」と説明した。

加えて同氏は、その2つの文書に関する(ウクライナ社会における)議論に気が付いているとし、議論の中には、ロシア側の文書が公開された上で、あたかもルビネツ全権代表がウクライナの領土をロシア領と認めるかのような文書に署名したかのような非難がなされていると指摘した。

その点につき、同氏は、「その時に、公の場に出てきて、以下のように説明する必要があった。『ルビネツは、現在ロシアが支配している全ての領土は、法的に『ウクライナの一時的被占領地域』と記載されている文書に署名したのだ』と。そのようなフォーマットが、義務を負い、義務をコントロールする可能性を与えたのだ」と発言した。

その他同氏は、「私たちは政治的合意や占領の承認(編集注:被占領地のロシア領としての承認の意)には署名しておらず、ロシアが何らかの肯定的な行動をとったとも認めていない。私たちは事実関係を認めたのだ。それは、私がウクライナの代表として、ロシアの代表者たちが私たちの国民に対して行ったこと全てを忘れるということは意味しない。また、私個人として常に強調しているが、それが私に、私たちの市民を物理的に救出する機会を与えたのだ」と強調した。