米露のロシア産軽油供給合意はウクライナにおける平和の達成を阻害する=カーニー加首相
カナダのカーニー首相は11日、世界市場へのロシア産軽油燃料の供給に関する米国とロシアとの間の協定は、ウクライナにおける平和達成の妨げとなるとの見方を示した。
カナダ首相府がカーニー加首相とゼレンシキー宇大統領の電話会談の結果を公表した。
発表には、「両首脳は、米国へ数百万トンの軽油を供給する米国とロシアとの間の新たな合意について協議した。首相の立場は明確で、その合意は、欧州における平和と安定を創出するためのウクライナ、カナダ、私たちの同盟国による努力に真っ向から反対するものだ、というものだった。それはロシアに追加の収益を提供し、ウクライナに対する違法で不当な戦争への資金拠出を支援することになる」と書かれている。
カーニー氏はまた、ゼレンシキー氏に対し、カナダは「ウクライナにおける公正かつ永続的な平和の達成に向けた努力の支援を目的とした制裁を維持し、必要に応じて強化していく」と確約したとある。また、「首相は、ウクライナ、同国の主権、独立、領土一体性に対するカナダの揺るぎない支援を強調した」という。
これに先立ち、11日、トランプ米大統領は、トゥルース・ソーシャル・アカウントにて、「現時点からロシアとウクライナの間の戦争においてエネルギー停戦が効力を発生する。双方の当事者が合意に達した(編集注:発言ママ)。違反してはならない!」と書き込んでいた。
これを受け、ゼレンシキー大統領は同日、ウクライナはエネルギー停戦を導入することを支持しているとしつつ、トランプ米大統領が発表したエネルギー停戦についての詳細を待っていると発言していた。