ゼレンシキー宇大統領、トランプ氏の「停戦」発言後のロシア軍によるエネルギー施設への攻撃を報告

ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員会委員長との電話会談の際に、同日のトランプ米大統領による「エネルギー停戦」への言及後に確認されたウクライナのエネルギー施設に対するロシア軍の攻撃について報告した。

ゼレンシキー大統領がXアカウントで伝えた。

ゼレンシキー氏は、「当然ながら、絶え間なく続いているロシアの残虐な攻撃について報告した。私たちの会話の直前に、ロシア軍は『シャヘド』でキーウの発電所を攻撃し、(編集注:同市市内の)多くの地区で停電が発生した。その後、ハルキウ州のエネルギー施設への攻撃があった。そしてこれらは、米大統領によるエネルギー停戦の発言の後に行われたものだ」と指摘した。

また同氏は、このような状況下において、パートナーからの支援は命を真に保護するものであり、ロシア軍にウクライナを屈服させられないようにするための保証だと主張した。同氏はそして、「私たちの防衛、私たちの人々を支える全ての実質的な歩みを高く評価している」と書き込んだ。

その他同氏は、フォンデアライエン氏と、EUとの活動の方向性、ウクライナ支援のために必要な決定について協議したと伝えた。

同氏はその際、「私たちのチームが今後の共同の行動や手順の調整について具体的に話し合うことで、フォンデアライエン氏と合意した。残りの全てのクラスタが年内までに開放されるよう、クラスタの開放に向けても準備を進めている。ウクライナの欧州への道は、欧州自体の強化の道だ」と訴えた。

その他同氏は、すでにウクライナに届いた12億4000万ユーロの防衛用トランシュや、約30億ユーロの軍事支援が来週割り当てられることを認めたことにつき、フォンデアライエン氏に謝意を表明した。

これに先立ち、11日、トランプ米大統領は、トゥルース・ソーシャル・アカウントにて、「現時点からロシアとウクライナの間の戦争においてエネルギー停戦が効力を発生する。双方の当事者が合意に達した(編集注:発言ママ)。違反してはならない!」と書き込んでいた。

これを受け、ゼレンシキー大統領は同日、ウクライナはエネルギー停戦を導入することを支持しているとしつつ、トランプ米大統領が発表したエネルギー停戦についての詳細を待っていると発言していた。