ゼレンシキー宇大統領、クラウチェンコ検事総長を停職
ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、クラウチェンコ検事総長を停職とする決定を下した。
大統領府ウェブサイトに関連大統領令第905/2026が掲載された。
大統領令には、「『戒厳令の法体制』法第11条第2項に従い、以下命令する。ルスラン・クラウチェンコ検事総長を停職とする」と記されている。
これに先立ち、クラウチェンコ検事総長は14日、同国のクリヴォノス国家汚職対策局(NABU)局長に対する容疑に署名したと発表していた。
これを受け、NABUとSAPは、今回のクリヴォノスNABU局長に対する容疑は汚職対策機関に対する攻撃の延長だとみなしていると表明した。
同日、ゼレンシキー宇大統領は、クラウチェンコ検事総長を速やかに解任するよう最高会議(国会)に呼びかけた。
4日、特別汚職対策検察(SAP)と国家汚職対策局(NABU)は、「カルタゴ」作戦と称する刑事捜査の一環で、検事総局の部署の1つのトップが率いる犯罪組織を摘発したと発表していた。この犯罪組織は、詐欺を行うコールセンターから体系的に賄賂を受け取り、得た資金をマネーロンダリングしていたという。
捜査情報によれば、検事総局の幹部は2025年中頃にグループを創設し、現役の検事たちや近しい外部の人物らを関与させたという。犯罪組織の参加者たちは、ウクライナ人や外国人を大量に騙していた闇コールセンターの活動のための上納金システムを運用していたという。
高等反汚職裁判所は6日、詐欺コールセンター活動の揉み消し容疑のかけられている検事総局のクロピヴァ国際協力局副局長に対し、1億2000万フリウニャの保釈金を設定した上での拘留の未決囚予防措置を選択していた。
6日、クラウチェンコ検事総長は、違法なコールセンターの活動の隠蔽に自身は関与していないと主張する声明を発出していた。
7日、クラウチェンコ検事総長は、同職からの辞任の意向を表明していた。
写真:大統領府