マジャル・ハンガリー首相、来週ゼレンシキー宇大統領と会談する準備があると発言
ハンガリーのマジャル首相は2日、ハンガリーとウクライナは、少数民族の権利問題の解決に向けた協議で肯定的な進展を生み出しており、今週中にも実務者交渉を完了させる可能性があると発言した。合意に達した場合には、同氏は、来週初めにもゼレンシキー宇大統領との首脳級会談を行う用意があると表明した。
マジャル首相がベルリンでのメルツ独首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
マジャル氏は、「現在、ウクライナとハンガリーの間で実務者交渉が続いている。ウクライナにおける少数民族、ウクライナのハンガリー系少数民族の言語、文化、教育の権利の話だ。現在、これらの交渉は非常に肯定的に進んでいる。私たちは、今週中にもこれらの実務レベルの交渉を完了できることを期待している」と述べた。
その上で同氏は、ウクライナのゼレンシキー大統領との会談の見通しについて、「私たちが基本的人権について合意できることを期待しつつ、それができれば来週初めにウクライナ大統領であるゼレンシキー氏と会談し、交渉を行う用意がある」と語った。
同氏はさらに、「すでに10年間いくらか複雑な状態にあるウクライナとの間のそのテーマを終わらせることができる」ことにつき、「非常に楽観的に捉えている」と指摘した。また同氏は、「私は、私たちがウクライナ・ハンガリー関係における新たなページを開くことへの用意がある」とも述べた。
記者から、ウクライナのEU加盟及び公式な加盟交渉の開始に関して質問されると、マジャル氏は、ハンガリーにとって「ウクライナにおけるハンガリー系少数民族の文化、言語、その他の権利が解決されることが原則的な要求だ」と返答した。
これに先立ち、マジャル・ハンガリー首相は、「(ウクライナ西部)ザカルパッチャ地方におけるハンガリー人の状況が解決された後」に、ハンガリーはウクライナとEUとの交渉における最初のクラスター「基本」の開始に同意すると発言していた。
同氏はまた、両国間の関係における「新たな章」を開くためには、ウクライナがハンガリー系少数民族の問題を解決するためにハンガリー側から提示された11項目を全て履行しなければならないとも主張していた。
その11の要求の中には、ウクライナの大学入学に向けた独立試験を含む諸試験をハンガリー語で受験できる機会、少数民族クラスに対する国家語(ウクライナ語)による学習割合義務の削除、最高会議(国会)及び地方自治体におけるハンガリー系コミュニティの代表者のための割当枠の保証が含まれている。また、ハンガリー側は、コミュニティが密集して居住する地域におけるメディア、広告、事務、サービス分野でのハンガリー語使用に対する「制限」の撤廃、並びに、(ハンガリー側の見解による)「ハンガリー系住民の割合を希薄化させている」地区(特にベレホヴェ地区)の統合に関する決定の取り消しを主張している。
写真:マジャル・ハンガリー首相(フェイスブック)