ゼレンシキー宇大統領、欧州にアルメニア支援を呼びかけ ロシアの脅迫受け
ウクライナのゼレンシキー大統領は30日、1週間後に議会選挙投票日を迎えるアルメニアに対してロシアが脅迫していることを喚起した上で、欧州に対してアルメニアなどの国々を支援するよう呼びかけた。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの中で言及した。
ゼレンシキー氏は、「(編集注:ロシアは)今や近隣の他の国々に対しても、以前よりもはるかに率直に脅迫している。ロシアの全ての隣国がアルメニアについての言葉を聞いた。アルメニア民族が、アルメニアの未来を選ぶ権利を持つ唯一の存在であり、それを選んでいくのだ。ロシアがアルメニアについて述べていることは、実のところアルメニア一国だけのことではない。政治的パートナーシップが機能し、現代的な防衛製造、現代的な防衛能力、最大限に細分化、多様化された経済関係が生じるように、皆が安全保障についてもっと考え、より多くの共同の措置を行う必要があるのだ。誰もロシアに依存せず、人々を脅迫する手段を彼らの手に渡さないようにするためだ」と強調した。
また同氏は、「これらの問題における欧州の立場、何より欧州連合(EU)の立場が、原則的なものとなること、強く、時宜を得たものとなることを強く期待している。どの国のこともサポートのないまま置き去りにしてはならない。欧州には、いかなる民も失う権利はないし、どの国のことも見落とす権利もない。アルメニアを支援しなければならない。モルドバを支援しなければならない。バルト諸国もだ。アゼルバイジャンを支援しなければならない。ジョージアの人々を支援するための道を見つけ出さねばならず、それは欧州の共同の課題だ。どの民も失ってはならない。そして、私は私たちを、ウクライナを支援してくれている欧州の全ての人々に感謝している。私たちを十分に、そして私たちを本当に助けることができる決定や措置によって支えてくれている人々に感謝している」と伝えた。
これに先立ち、ロシア政権は、アルメニアがEUとの接近を継続する場合、同国との天然ガス、石油製品、未加工ダイヤモンドの供給に関する協定を一方的に停止ないし破棄するとして、アルメニアを脅迫していた。
アルメニアは、6月7日に議会選挙投票日を迎える。
写真:大統領府