米国はウクライナ・ロシア間の和平交渉から離脱=ルビオ国務長官

米国のルビオ国務長官は22日、米国が参加するロシアの対ウクライナ戦争の終結に関する交渉が、進展がないことにより停止していると認めた。

ルビオ国務長官がスウェーデンで開催されたNATO外相会合の際に記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ルビオ氏は、「私たちが(編集注:交渉に)参加したのは、それができるのは私たちだけだと言われ、ロシア人もウクライナ人も話す相手となるのは、私たちだけだと言われたからである」と発言した。

同時に同氏は、交渉が成果をもたらさなかったことを認め、「残念ながら、それらは実りあるものではなかった」と指摘した。

さらに同氏は、米国がウクライナにに圧力をかけているかのような報道を否定し、「私たちがウクライナ人にあれやこれやの立場をとるよう強制しようとしたという、広められている話は、事実に反している」と述べた。

同時に同氏は、もし成果を達成するチャンスが生じるなら、米国は今後も交渉を促進する用意があると強調した。同氏はその際、「過去数か月間、私たちは特別な進展はないと感じていた。しかし、ひょっとしたら、ダイナミクスは変わるかもしれない。(中略)逆効果ではなく、生産的で、実を結ぶチャンスのある交渉を組織する機会を目にすれば、私たちはその役割を果たす用意がある」と述べた。

加えて同氏は、「他の誰かがこれに取り組みたいのなら、取り組めばよい。しかし、現時点では世界中誰もこれに対処できないように見える」と指摘した。

そして同氏は、米国は成果をもたらさない「終わりのない会談のサイクル」には参加したくないと発言した。

同氏はまた、この戦争は交渉による解決を通じてのみ終結し得ると主張し、「これは、どちらか一方の軍事的な勝利によって終わることはない。少なくとも伝統的な理解での軍事的勝利という形では終わらない」との見方を示した。

写真:NATO