ウクライナや日本等の国々は「強者の世界」のルールに対抗すべき=中込駐ウクライナ日本大使
中込正志駐ウクライナ日本国大使は4日、ウクライナも日本も、力によって現状が変更されるような新しい国際秩序を受け入れるべきではないとの見方を示した。
中込駐ウクライナ大使がキーウで開催された第6回ウクライナ・日本フォーラム「ルールに基づく国際秩序の回復 グローバルな安全保障におけるウクライナと日本の役割」において発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
中込大使は、日本は、ウクライナでも東アジアでも、力を用いたどのような一方的現状変更の試みにも断固として反対していると強調した。同時に中込大使は、世界がグローバル安全保障にとって重要な岐路に立たされているとも指摘した。中込大使は、ルールに基づく国際秩序は、ウクライナだけでなく他の多くの地域において、多様な形でかつてない挑戦に直面していると発言した。
そして大使は、「国際的なルールが疑問視され、いくつかの場面では、侵害されている。内向きな傾向が広がる一方で、権威主義体制はその不和を利用しようとしている。この困難な状況において、かつてルールに基づく秩序の擁護者であった者たちでさえ、時代の終わりを口にしている」と指摘した。
大使は、諸国が新しい国際秩序に妥協することに対して断固とした反対するとし、「私たちは、強者が勝ち、弱者が屈服する世界を受け入れなければならないのだろうか? 断じて否である。ウクライナはそのような世界を受け入れてはならないし、日本や他のどの国も同様である」と強調した。
さらに大使は、冷戦終結後であっても世界が理想的だったことは一度もないとしつつ、課題を認識することと「強者の世界」に降伏することは別物だと論じた。
大使はそして、ウクライナが公正かつ強固な平和を達成することが、国際秩序そのものにとって極めて重要だとの見方を示した。
写真:在ウクライナ日本国大使館(X)