ゼレンシキー宇大統領、今後の欧米との和平協議の準備につき側近から報告受ける
ウクライナのゼレンシキー大統領は3日、ウメロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記から、同日ブリュッセルで予定されている欧州の国家安全保障担当首脳補佐官(NSA)との協議の準備について報告を受けた。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー氏は、「ウメロウ氏がブリュッセルでの欧州首脳の国家安全保障担当補佐官との今日の会合の準備につき報告したウクライナNSDC書記(編集注:ウメロウ氏)と一緒に、フナトウ参謀総長がその会合に出席する。それは、パートナーたちとの私たちの恒常的な調整であり、私たちは協議プロセスの完全な活発さを確保している」と書き込んだ。
また同氏は、ウクライナ代表者は欧州の同僚たちに、前日のモスクワでの米露協議後に判明していることについて報告するとし、また必要な安全保障機構における欧州要素についても協議すると指摘した。
同氏はさらに、ウメロウ氏とフナトウ氏はブリュッセルでの会合後には、米国でのトランプ政権の代表者との会合を準備していくことになると伝えた。そして同氏は、「ウクライナはいつも通り、真の平和のために建設的に作業していく。欧州における今日の会合の総括についての新しい報告も待っている」と書き込んだ。
これに先立ち、2日、米国のウィトコフ大統領特使とトランプ大統領の娘婿であるクシュナー氏がモスクワを訪問し、露宇戦争和平案の協議のためにロシアの首脳プーチン氏と会談していた。
会談に出席したロシアのウシャコフ大統領補佐官は、ウィトコフ氏とクシュナー氏とのやりとりを有益で建設的だったと形容しつつも、譲歩的な案には達さなかったと発言している。