ゼレンシキー宇大統領、情報機関トップからロシアの「影の船団」の報告を受ける
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ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、イヴァシチェンコ対外情報庁長官から、ロシアの「影の船団」への対抗策などについての報告を受けた。
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私たちの情報機関は、ロシアによる欧州における工作実施とその他の不安定化の試みのためにいわゆる『影の船団』の船舶を利用することを防ぐために、パートナーたちと積極的に活動している。パートナーたちにあらゆる必要な情報を提供しており、ロシアの介入への対抗がはるかに強力になることを期待している。現時点で、ロシアはタンカーを戦争資金を稼ぐためだけでなく、情報活動、さらには工作活動のためにも利用している。それを止めるのは完全に現実的だ」と書き込んだ。
ゼレンシキー氏は、イヴァシチェンコ長官と対露制裁の具体的課題、とりわけ、制裁回避のどのスキームを最優先で阻止すべきかということにつき協議したと伝えた。また、イヴァシチェンコ氏はその際、ロシアによる直近の偽情報戦術の変更点についても報告したという。
その他同氏は、「対外情報庁長官に、パートナーと協力して、ウクライナに必要な武器と装備のより現実的な供給をもたらし得る分野についても取り組むよう指示した」と伝えた。