「戦争への慣れを許してはならない」=ウクライナ外務省、ハマスのイスラエル攻撃2年経過に際しコメント

ウクライナは、ハマスによるイスラエル市民への攻撃から2年が経過するにあたり、民間人の苦しみの停止、人質の家族の元への帰還、長期的な平和と安定のための条件創出を要請した。

ウクライナ外務省が関連コメントを発出した

同省は、2023年10月7日、ハマスによるイスラエルへの凄惨な攻撃が大規模な暴力のエスカレーションと長期にわたる人道危機を引き起こした悲劇的な日となったと指摘した。そして同省は、それ以来、同地域は前例のない損失を被っているとし、イスラエルおよびガザ地区で何千もの命が失われ、その他の人々が住居を追われ、言い表しようのない苦しみを経験したと伝えた。また、この戦争の無辜の犠牲者の中には、「残念ながらウクライナ国民も含まれている」ことが喚起されている。

同省はさらに、「この2年間は、イスラエルとパレスチナ両国民の運命に深い傷跡を残した。同時に、戦争、テロ、あるいは暴力への慣れを許してはならないことも示した。最優先課題は、民間人の苦しみを止め、人質をその家族の元へ帰還させ、長期的な平和と安定のための条件を創出することだ」と強調している。

そして同省は、ガザ地区での戦争終結に向けた外交努力、特にトランプ米大統領の和平計画を歓迎し、支持する姿勢を示した上で、その迅速な実現に期待を表明している。