キーウ市内に暖房や充電設備を備えた「不屈ポイント」約1000か所が運用中

ロシア軍によるウクライナ各地のエネルギー施設への攻撃が続く中、ウクライナ首都キーウでは、市民が暖を取ったり電気製品の充電をしたりすることのできる「不屈ポイント」が、すでに1037か所設置されている。

キーウ市行政府市安全局がウクルインフォルムの問い合わせに回答した。

回答によれば、キーウ市内では10月3日の時点で、1037か所の「不屈ポイント」が整備され、利用されており、その内735か所がキーウ市軍行政府の管轄下にあるものだという。また、さらに22か所が、必要に応じて利用を始めることができる完全な準備があるという。

市行政府はさらに、「不屈ポイント」には、発電機、自律暖房設備、通信機器、医薬品、予備の水や食料、(椅子やテーブルなどの)調度品、その他快適な滞在のための物が整備されていると伝えた。利用者は、市民用ポータルアプリ「キーウ・デジタル」を用いて、不屈ポイントに関する情報を得ることが可能だという。

2025年に入ってからの「不屈ポイント」の利用者は3626人。市内の地区行政府と施設管理者は、2025/2026年の秋季と冬季の活動に向けた準備を進めているところだという。