ロシアは和平努力を嘲笑っている=カラスEU上級代表

欧州連合(EU)のカラス外務・安全保障政策担当上級代表は、27日から28日にかけての夜間のロシア軍による、キーウをはじめとするウクライナ各地に対する大規模攻撃につき、それはロシアによる意図的なエスカレーションであり、和平努力を嘲笑うものだと指摘した。

カラスEU上級代表がXアカウントに書き込んだ

カラス氏は、「世界が平和の道を探る中、ロシアはミサイルで応じている。キーウへの夜間の攻撃は、エスカレーションを起こし、和平努力を嘲笑うことを意図的に選択していることを示している」と指摘した。

その上で同氏は、ロシアは殺戮を止め、交渉を始めるべきだと訴えた。

これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、27日夜から28日朝にかけて同国に対して無人機とミサイルによる大規模攻撃を行った。キーウでは、死者数が14名、負傷などのその他被害者数が約50名に上っている。