ウクライナは尊厳ある平和のために米国と協議を継続=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、ウクライナの代表団は、モスクワで行われた米露代表団協議の詳細を把握し、公正な平和を達成するための今後の行動を調整するために、米国で協議を継続すると伝えた。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した

ゼレンシキー氏は、「私たちの課題は今、ロシアで話されたこと、プーチンが、戦争を長引かせ、ウクライナ、私たち、私たちの独立に圧力をかけるために、新たにどんな口実を見つけたかについての完全な情報を得ることだ」と発言した。

また同氏は、ウクライナはどのような情勢展開に向けても準備ができているとし、「当然、私たちは、何であろうと平和が生じるよう、その平和が尊厳あるものとなるよう、私たちの全てのパートナーたちと最大限建設的に作業していく」と伝えた。

同氏はさらに、真の尊厳ある平和は、ウクライナのために本当の安全保障が生じてはじめて可能となるとも述べた。

同氏はそして、「尊厳ある平和のみが真の安全保障を意味するし、私たちは、そのために今、そして今後、パートナーたちの支持が必要となることを完全に認識している」と発言した。

加えて同氏は、ウクライナは将来の安全の保証のあらゆる要素を積極的に策定しており、来週にもその問題に関する新たな会談が生じると伝えた。

その上で同氏は、「私たちが必要としている概して安全の保証の全体構造に関する詳細な作業が続いている。それは、軍事要素、経済要素、政治要素からなる」と述べ、また来週には、その要素の新たな国際契約が結ばれると補足した。