プーチン氏との会談「生産的だった」が、「最も重要な問題」は合意に至らず=トランプ米大統領

米国のトランプ大統領は16日、ロシアの首脳プーチン氏との会談は「極めて生産的」だったとし、多くの論点で進展を達成することができたと発言した。

トランプ大統領がアラスカ州アンカレジで行われたプーチン氏との会談後記者会見で発言した。

トランプ氏は、「NATO、さまざまな人々…、そしてゼレンシキー大統領に電話をかけ、今日の会談について話す」予定だと述べた。

また同氏は、「私の見方では、非常に生産的な会談だった。非常に多くの点で合意に達した。大部分については、そうだ。いくつかの重要な点についてはまだ完全に合意には至っていないが、私たちは一定の進展を達成した」と語った。

同時に同氏は、ある1つの「おそらく最も重要な」問題についてはまだ達していないが、「そこに達する非常に良い機会がある」と述べた。

その上で同氏は、「つまり、合意がなされるまでは合意はないのだ」と述べ、詳細については語らなかった。

その他同氏は、「私たちと取引をしたがっている」「ロシアの素晴らしいビジネス代表者が数名いる」と伝えた。

また同氏は、プーチン氏とはいつも「素晴らしい関係」を持っていたが、「ロシア、ロシア、ロシアという欺瞞」(編集注:2016年大統領選挙へのロシアの介入スキャンダル)が妨げになったと強調した。

加えて同氏は、今回の会談に参加したプーチン氏とそのチームに感謝を述べ、「私たちは…1週間で数千人もの人々の死を止めるだろう」と述べ、プーチン氏も同様に「私と同じくらいそれを望んでいる」との見方を示した。

プーチン氏が次の会談がモスクワで開かれる可能性について言及したのに対し、トランプ氏は、「おお、興味深い。私はそのことで少し批判されるだろうが、それは十分にあり得ると想像できる」と答えた。

写真:ホワイトハウス