ゼレンシキー宇大統領、スターマー英首相とアラスカ米露首脳会談と安全の保証につき協議

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ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、ロンドン訪問時に英国のスターマー首相と会談し、アラスカで翌日開催される予定の米露首脳会談の前に立場を調整した他、ウクライナのための安全の保証についても話し合った。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した

ゼレンシキー氏は、「スターマー英首相と良好かつ有益な会談を行った。私たちの立場を調整し続けている。昨日は全てのパートナーたちと一緒に、今日は2者フォーマットでアラスカでの会談からの期待とあり得る展望について協議した。また、安全の保証についてもかなり詳細に話し合った。米国がロシアを殺戮停止と真に中身のある外交へと追いやることができた場合に平和を確かに永続的なものにし得る保証だ。重要なのは、私たちが有志連合の枠組み内で皆と一緒に効果的な安全保障作業フォーマットを達成できることである」と発言した。

同氏はまた、会談時にはウクライナ軍支援と防衛産業支援のプログラムの延長についても話し合ったと伝えた。

さらに同氏は、「どのような情勢展開シナリオであろうと、ウクライナは戦力を維持していく。私はキールと『PURL』プログラムのような武器供給手段について話し合い、私は英国を(編集注:同プログラムへの)参加を呼びかけた」と書き込んだ。

その他同氏は、両首脳はウクライナ・英国間の100年合意の批准や、ウクライナの無人機生産への投資についても話し合ったと伝えた。

同氏はその際、「私たちには生産規模を拡大する大きな潜在力があり、そのためには緊急の資金投入が必要だ。無人機が最前線で決定的な役割を担っている。ウクライナの無人機生産能力は極めて大きい。よって、そのような生産への投資は確かに戦略的レベルでの状況へと能力を及ぼすことが可能なのだ」と強調した。

写真・動画:ウクライナ大統領府