トランプ米大統領、プーチン氏と電話会談　その後ゼレンシキー氏や欧州首脳に報告

米国のトランプ大統領は１９日、ロシアの首脳プーチン氏と電話会談を行い、ロシアとウクライナは今すぐ停戦交渉を始めるべきだと発言した。また、同氏は、その電話会談の前と後にゼレンシキー宇大統領とも電話会談を行い、後者の際には欧州の首脳も加わった。

トランプ大統領は、ソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」にて、プーチン氏との電話会談について報告した。

トランプ氏は、プーチン氏との電話会談は２時間続いたとし、「非常にうまくいったと思う。ロシアとウクライナは促剤に停戦交渉を、そしてより重要なのは、戦争終結の交渉を始めるだろう。そのための条件は、両当事者の間で協議されることになるだろう。なぜなら、彼らは他の誰も知らない交渉の詳細を知っているからだ」と伝えた。

また同氏は、プーチン氏との電話会談の調子と雰囲気は素晴らしかったと形容した。

その他同氏は、ロシアは戦争が終わった後で、米国との間で大規模な貿易を望んでいると述べ、「私はそれに賛成だ」と書き込んだ。

同氏はまた、「ウクライナも自国の復興の過程で、貿易の大きな恩恵を受けることができるだろう」と主張した。

そして同氏は、ロシアとウクライナの交渉はすぐに始まるべきだと訴えた。

同時に同氏は、「私はこのことを、プーチン大統領との電話の直後の会談の中で、ゼレンシキー宇大統領、フォンデアライエン欧州委員長、マクロン仏大統領、メローニ伊首相、メルツ独首相、ストゥブ・フィンランド大統領に伝えた。バチカンは、交渉の開催することに非常に強い関心を示している。さあ、和平プロセスを始めよう！」と書き込んだ。

また、ゼレンシキー大統領は１９日、トランプ米大統領と２回電話をしたとし、１回目はトランプ氏と一対一で、２回目は他の首脳と一緒に行ったと報告している。