ゼレンシキー宇大統領、トランプ米大統領と戦況と鉱物資源協定批准につき協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、米国のトランプ大統領と電話会談を行い、ウクライナ最高会議(国会)による復興投資基金協定の批准や戦況や将来の停戦について協議を行った。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した

ゼレンシキー氏は、「トランプ米大統領と良い話し合いを行った。欧州における戦勝の日、対ナチズム勝利の日につき、互いの国民への祝辞を述べ合った」と書き込んだ。

また同氏は、双方がウクライナ最高会議による経済パートナーシップ協定(編集注:復興投資基金設立協定)の批准を歓迎したと伝えた上で、同協定を「協力のための多くの新しい可能性を開く本当に歴史的な文書だ」と形容した。

さらに同氏は、今後行われる可能性のある具体的な行動を含む、平和のための今後の努力の必要について話し合ったと報告した。その際同氏は、「トランプ大統領は戦場の状況に関心を持っていたところ、私はそれについて短く伝えた。また、ウクライナには、今日からですら、30日間の停戦を行う準備があると伝えた。私たちは、ロシアによるその提案への同意を期待している」と表明した。

同氏は加えて、「私はまた、ウクライナはどのような形式による交渉へも準備があることを認めた。しかし、そのためには、ロシアが自らの戦争終結の意向の真剣さを示さねばならず、完全かつ無条件の停戦を始めねばならない」と強調した。

同氏によれば、トランプ氏は、この戦争を終わらせたがっており、「支援の準備があり、停戦の必要性を支持していることを認めた」という。

同氏は、「私たちは今後の連絡について同意した」と伝えた。