ウクライナ外務省、シリア暫定政府発足を歓迎

ウクライナ外務省は、シリアにて暫定政府が発足したことにつき、平和で民主的な国の建設への重要な一歩だとして歓迎した。

ウクライナ外務省がコメントを発出した

外務省は、「私たちは、その一歩を国民対話会議開催と憲法宣言確定によって始められた国全体のプロセスにおける平和で民主的な国家建設の道筋におけるさらなる重要な一歩だとみなしている」と伝えた。

そして外務省は、包括性に基づいた強固な国家機構の形成は、シリア国民が期待する必要な改革のさらなる実施を促し、また将来における外部干渉とシリアの不安定化を防ぐことになると確信していると表明した。

また、コメントには、「ウクライナはシリアの統一、主権、領土一体性を支持しており、同国新政府との協力の発展と、安定と発展への道にいるシリア国民へのさらなる支持への準備がある」と書かれている。

これに先立ち、シリアのシャラア暫定大統領は3月29日、新たな暫定政府を発足させていた。

3月13日、ウクライナのシビハ外相は、同国は人道支援プロジェクト「ウクライナからの小麦」の一環でシリアに対して3850トンの小麦粉を追加で供与したと報告していた

また、シビハ外相は、昨年12月30日には、シリア首都ダマスカスを訪問して、実質的指導者(現暫定大統領)シャラア氏やアル=シャイバニ同国外相と会談している

写真:AA