和平交渉は非常に複雑になるだろう=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、ロシア・ウクライナ戦争の終結に関する交渉は、様々な形態、様々な関係者の間で行われているとしつつ、議題はウクライナに何が帰属するかということを巡るものであり、だからこそ複雑になると発言した。
ゼレンシキー大統領がミュンヘン安全保障会議における記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私は、彼らは何らかのレベルで何かしらについてそこで話していると思っている。何らかの情報は確かにある。正直に言えば、彼らは常に話していた。正直になろう。この点では出来事なのは、政策が変わった点だ。ロシアの完全な政治的な孤立は、なかった。そして、正直に話そう。全てを(米国)新政権のせいにするのはやめよう。なぜなら、前政権も同じように仕事をしていたのだから」と発言した。
また同氏は、現在の状況下では各当事者が勝者になることを望んでおり、そのためにあらゆることを行っていくだろうと指摘した。
その際同氏は、「つまり、米国も勝ちたがたっているし、ロシア人もその勝利を強く望んでいる。ウクライナは勝利に値する。そのため、かなり複雑になるだろう。私は、何について彼らが話し得るか、さらに他の誰が何について話すかもしれないかを大体理解している。米国だけではない。グローバルサウスや、いくつかの欧州の国もだ。何を巡っての話になり得るか? 私たちに何が帰属するかにを巡ってだけだ。だから複雑になるのだ。そして、私たちがその困難を克服できないとは、誰が言ったのだ?」と発言した。
そして同氏は、ウクライナは米国から安全の保証を得ることを希求していると指摘した。