トランプ氏の戦争終結計画はウクライナでの選挙と国民投票の実施を想定=報道

米国は、ウクライナとロシアの間の和平合意の達成時期を早めるよう主張している他、今後数か月以内にウクライナで国民投票を実施する可能性を検討している。

ロイター通信が関係者の発言をもとに報じた

米国とウクライナの交渉担当者は早ければ3月にもロシアとウクライナの間で和平合意を締結する可能性について協議してきたが、交渉の経緯を知る3人の関係者によれば、「領土」という重要な問題に関する合意が不在のため、締結の時期はおそらく延期されるという。

匿名を条件に語った5人の関係者によれば、米国及びウクライナの交渉担当者が協議している枠組み条件に従うと、どのような合意もウクライナの有権者による承認に付されることになっているという。また、ウクライナの有権者は同時に行われる国政選挙でも投票することになるという。

米国のウィトコフ特使とトランプ大統領の娘婿クシュナー氏が率いる米国の交渉チームは、最近のアブダビ及びマイアミでの会合において、ウクライナ側の交渉担当者に対し、その投票を近い将来に実施するのが最善だと述べたという。

2人の関係者によれば、米国の交渉担当者は、11月の米議会中間選挙が近づくにつれ、トランプ大統領は国内問題により注力する可能性が大きく、それは米国の高官たちが和平合意締結のために割ける時間や政治的リソースが減少することを意味すると述べたという。

また関係者は、米国及びウクライナの当局者は、5月にウクライナで国政選挙と国民投票を実施する可能性について協議したと述べた。一方で、別の関係者は米国が提案したそのスケジュールを「空想的」だと形容した。

ウクライナの選挙管理当局は、現在の状況下で選挙を組織するには約6か月が必要だと予測している。同問題に詳しい関係者は「米国人は急いでいる」と語り、投票の実施は6か月未満でも準備可能だが、それでもかなりの時間を要するだろうと付け加えた。そのような選挙の実施には、法改正が必要となる。

また、ウクライナ側は、選挙戦の間ずっと停戦することを望んでおり、ロシアが数多くの約束違反の歴史があることを強調しているという。

ロイターは、「キーウの立場は、米国とパートナー諸国からウクライナに対する安全の保証が提供されるまでは、いかなる合意も不可能だというものだ」と指摘している。

写真:アラブ首長国連邦外務省