ゼレンシキー宇大統領、ルビオ米国務長官をキーウへ招待
ウクライナのゼレンシキー大統領は、米国のルビオ国務長官にウクライナ国民が実現したことを自分の目で見るべく、ウクライナへ招待した。
ゼレンシキー大統領がAP通信へのインタビューの際に発言した。
ゼレンシキー大統領は、「私は、マルコ・ルビオ氏がウクライナへ来て欲しいと思っている。思うに、彼はロシアが何をしたかを見なければいけない。彼は、戦争がウクライナを100年前に戻したという発言を行なった。私は、彼の発言は疑問を抱かせるものだと思う。当然、私たちの歴史遺産へのミサイル攻撃はあるし、遺産はかつてのような姿になることはもはや決してない。確かに、全てのものは再生されるが、しかし最初の姿にはならない。それら全てについてロシアが様々な責任を負うことになる。財政的にもだ。しかし、正直に言えば、私たちの人々は、米国や欧州を含め、世界の先を行っている。ドローンや様々な技術においてだ」と発言した。
また同氏は、戦争はウクライナに何ももたらさなかったとしつつ、「しかしながら、この戦争が私たちを100年前に戻したと言われたら、ウクライナの人々が耐え抜くためにどのような技術的進展を実現したかについて認めねばならない」と強調した。
さらに同氏は、水上無人機、偵察無人機、自爆型無人機といった様々な種類の無人機の開発におけるウクライナの成功につき言及した他、国産の電子戦技術品や、兵士の命を救う自動化システムの構築についても喚起した。
そして同氏は、「それはウクライナの人々がもたらしている偉大な知識と経験だ。そのため、ルビオ氏はウクライナへ来なければならず、ロシアが犯したことを見るだけでなく、ウクライナの人々が実現できたことも見るべきだ」と発言した。
これに先立ち、ルビオ米国務長官は、インタビューにおいて、戦争が「ウクライナを100年後退させた」と発言していた。
写真:大統領府