EUは「必要な限り」ではなく「ウクライナの勝利に必要な全て物」で支援すべき=ボレルEU上級代表

キーウを訪問している欧州連合(EU)のボレル外務・安全保障政策上級代表は7日、EUはウクライナ支援のパラダイムを変えて、「必要な限り」支援するのではなく、ウクライナがロシアとの戦争に勝利するのに必要な全ての物を供与しなければならないとの見方を示した。

ボレルEU上級代表がキーウでシュミハリ宇首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ボレル氏は、ウクライナはロシア侵略との対峙にて甚大な犠牲を払わざるを得なかったが、EUはウクライナ支持において連帯と団結を維持していくと発言した。

そして同氏は、「私たちが表現におけるパラダイムを変えることも今は重要だ。私たちはこれまで、必要な限りウクライナを支援しなければならないと述べてきたが、今は、ウクライナが必要とするもの全てでもってウクライナを支援しなければならないと言うべきだ。そこにあるのは時間の話ではなく、適時に届けられねばならない支援の数と質の話である」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナには、このいわれなき戦争で勝利を達成し、真に平和で民主的な欧州国家になるのに必要な全てが提供されねばならないと補足した。

写真:ウクライナ閣僚会議