ゼレンシキー宇大統領、ハマス攻撃の当初にはイスラエル訪問の準備があったことを認める

ウクライナのゼレンシキー大統領は19日、ハマスによる襲撃があった当初にはイスラエルを訪問する準備があったと発言した。

ゼレンシキー大統領が一年を総括する大型記者会見の際に発言した。

ゼレンシキー氏は、「そこにあるのは悲劇であり、私は全員、全くもって全ての死者に哀悼を捧げる。しかし、ロシアはそこで成果を得たのだ。それは認めねばならない。それは、彼らの非常に真剣な活動だ。彼らは、戦場では成果を達成していないが、外交ではその方面で成果を得たのだ。それは事実だ。いくつかの国が迷い始めた。いくつかの国が、イスラエルとウクライナのどちらを先に支援するか、ということでバランスを取り始めたのだ」と発言した。

また同氏は、中東で同問題が生じた当初、「ウクライナはもう耐えている。私たちは彼らを2年連続で支援しているが、イスラエルには非常に深刻な挑戦が生じている」という見方が生じたと指摘し、それはウクライナ支援にとっては間違いなく否定的な影響をもたらしたとの見方を示した。

さらに同氏は、自身がイスラエルを訪問する可能性に関しては、当初は訪問する準備があったと述べ、それは自身の同僚たちに対するシグナルだったと発言した。

その際同氏は、「おそらく、彼らには別の優先課題があったのだろう。私は、予定や優先課題で遊ぶことはあまりできない。なぜなら、私は、戦時下にある国を率いているのだから」と発言した。