「世界は過去と現在の犯罪を非難すべき」=ゼレンシキー宇大統領、ホロドモール犠牲者追悼の日にメッセージ

ゼレンシキー宇大統領は25日、真実が道を築かねばならず、その道において世界が団結し、過去と今日の犯罪を非難しなければいけないと発言した。

ゼレンシキー大統領がホロドモール犠牲者追悼の日に合わせて、メッセージ動画を公開した

ゼレンシキー氏は、「90年前、世界は、何が実際に起きているかにつき完全には見ることができていなかった。現在なら見ない者はいないだろう。いるのは、気付かないようしている者だけであり、そういう者は多くはなく、その数は減っていく。真実は道を築いている。その道において、世界は団結し、過去の犯罪を非難せねばならない。世界は、団結して、現在の犯罪を止めなばならない」と発言した。

また同氏は、ウクライナとともに歴史上の真実と正義を回復している人々に謝意を伝えた。

同氏は、ホロドモールの頃の計画者や遂行者は生きている内に責任を問われず、公正な罰を受けなかったと指摘した。

そして同氏は、「しかし、それは、私たちが見なくても良いことや忘れても良いことは意味しない。今日、全ての罪人の名前と人生を罰さねばならず、罰す。世界史における彼らの役割にとっての辱めと恥の烙印と皆が地球上で知るべき真実によっての罰だ。真実は、何百万人の追悼のためにし得ることの最低限のことである。ウクライナ人に対するその恐ろしい行為をジェノサイド犯罪と認めることで」と発言した。

さらに同氏は、それは形式的なことではなく、極めて重要なことだとし、「それは文明世界の真実に対する態度だ。それは正義への賛辞だ」と発言した。

なお、ウクライナでは、11月25日(11月最終土曜日)はホロドモールの犠牲者が追悼された。