ウクライナ大統領府、プーチン露大統領の「国連憲章に従って行動」との発言に反論

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は18日、前日プーチン露大統領がロシアを訪問したアフリカ諸国代表団に対してロシアは対ウクライナ戦争で国連憲章に合致した行動をとっていると発言したことに反論した。

ポドリャク氏がツイッター・アカウントに書き込んだ

ポドリャク氏は、「典型的なロシアの詐欺だ。逮捕状の出ていて国際指名手配の戦争犯罪人(編集注:プーチン氏)が、アフリカの首脳に対して、自分は国連憲章に厳密に従って行動していると苦情を述べているのだ」と指摘した。

そして同氏は、ロシアは侵略国であり、占領国であり、偽国家を作り出して、大量虐殺、拷問、略奪、子供の拉致を行い、負けながら、ダムや重要インフラを爆破していることを喚起し、国連憲章にはそのような主権については書かれていないと指摘した。

更に同氏は、「国連憲章には、見せしめの処刑、囚人の拷問、示威的裁判について何が書かれているのだろうか。もしかしたら、国立モスクワ国際関係研究所では、異なる国際法が教えられているのかもしれない」と書き込んだ。

これに先立ち、プーチン露大統領は17日、ロシアを訪問したアフリカ首脳に対して、ロシアの対ウクライナ全面戦争のロジックは国際法や国連憲章の観点からは申し分のないものだと主張していた。