欧州委員会、カホウカ水力発電所爆破につき「新たなエスカレーションだ」

欧州連合(EU)のスタノ欧州委員会報道官は、6日のウクライナ南部のカホウカ水力発電所のダム爆破につき、ロシアの始めた対ウクライナ侵略の文脈で生じた、凄惨な人道・環境被害をもたらすものだと発言した。

スタノ報道官がブリュッセルでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

スタノ氏は、「ノヴァ・カホウカのダムの破壊は民間インフラと民間人への新しい、過去に例のないレベルの攻撃である。EUは、凄惨な人道的被害と環境への被害を生む、そのような重要なインフラ要素への蛮行的攻撃を断固として避難する。それがロシアの対ウクライナ侵略犯罪の文脈で生じたのは明白である。その侵略犯罪の際にプーチンは寒さ、飢え、エネルギーを武器としてためらわずに利用し、ウクライナにおける原子力発電所で危険な核ゲームで遊んでいるのだ。それは、ロシアの対ウクライナ侵略のあらゆる凄惨かつ蛮行的本質を示す新たなエスカレーションである」と強調した。

同氏はまた、ボレルEU上級代表とレナルチッチ危機管理担当欧州委員が共同声明を発出するとし、その声明にて今回のカホウカ水力発電所ダム破壊に関するEUの立場がより詳細に反映されることになると伝えた。

これに先立ち、6日、ウクライナ政権は、ロシア軍がウクライナ南部の水力発電所を爆破したと発表した。ヘルソン州では危険な地区からの住民の避難が行われている。