クリミアには脱占領後に軍行政府が設置される=ウクライナ大統領代表

ウクライナのタシェヴァ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表は25日、クリミアには脱占領後に軍行政府が設置され、その後軍・民行政府へと移行、さらにその後に選挙が実施されることになると説明した。

タシェヴァ氏がキーウにおいて開催された、ロシアに2014年から占領されているウクライナ南部クリミアの脱占領後の各種方策について話し合うフォーラム「クリミア・ウェーブ」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

タシェヴァ氏は、「作業部会にて、私たちは、脱占領後のクリミアにおける国家機関の機能の仕方について検討している。私たち、国会議員、国家機関のビジョンはこうだ。最初はもちろん、軍行政府が設置されねばならない。その後、軍・民行政府へと移行せねばならず、それから選挙、そして文民の運用へと移行することになる」と発言した。

また同氏は、その際に重要となるのがクリミアにおける人員予備の形成だと指摘した上で、「私たちにとって非常に重要なのが、若者を(行政に)参画させることである。彼らが、クリミア半島へと訪れ、私たちのクリミアを再建する復興人材とならねばならない」と発言した。

なお、同フォーラムでは、ウクライナの一時的被占領地再統合省のステリマフ次官もまた、クリミア脱占領後にウクライナ政府が行う最初の5つの方策の説明の際に、同省は、クリミア自治共和国ウクライナ大統領代表部と大統領府とともに、予備人員作りのための法的文書の作成を行っていると伝えていた