レズニコウ宇国防相、「ノルドストリーム2」天然ガスパイプライン爆破へのウクライナの関与を否定

ウクライナのレズニコウ国防相は8日、ウクライナ政権は天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」の爆破には関与していないと述べ、公式捜査の際に事件の全ての詳細が明らかになるだろうと発言した。

レズニコウ国防相がストックホルムでのEU国防相非公式会合の前に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

レズニコウ氏は、「私にとって、それは、私たちとは全く共通するもののないかなり変な話である。私は、関連の政権機関が実施してる公式捜査が全ての詳細を明らかにすると思っている。それは、私たちの特殊機関にとってはある種の褒め言葉にはなり得るものだが、しかし、それは私たちの行為ではない」と発言した。

これに先立ち、2022年9月末、バルト海のボーンホルム島近くで天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」と「ノルドストリーム2」で爆発が生じ、デンマークとスウェーデンの排他的経済水域のガスパイプラインの4地点でガス漏れが発生した。

スウェーデン、ドイツ、デンマークの関係機関による破壊活動の捜査は現在も続いている。

ロシアの関与が疑われる中、7日、米ニューヨーク・タイムズ紙と独ツァイト紙は、「親ウクライナ集団」の事件への関与の可能性を示す情報があると報じた。

8日、ドイツ政府は、本件につき、現時点で捜査結果はないと発表した。