「露と協議させるためにウクライナに圧力をかけることはできない」=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は23日、ロシアとの間で終戦のために何らかの協議や合意をするようにウクライナに圧力をかけることはできないし、意味がないと発言した。

ゼレンシキー大統領がキーウを訪問したサンチェス・スペイン首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「現在ウクライナを支援しないというのは、思うに、それは欧州の安全を支援しないということだ。私たちに圧力をかけることに意味はない。なぜなら、私たちに圧力をかけたら、その後ロシアが欧州へとやってきて、欧州に、欧州の国々の独立に圧力をかけることになるからだ」と発言した。

同士はまた、ウクライナに対する圧力はロシアによる全面的侵攻が始まる前の方が大きかったと指摘した。加えて、「全面的侵攻が始まったら、皆が、現代ロシアとは何なのか、それが国ではなく、殺人と領土奪取のためにやってきたテロ組織であることを理解したのだ。しばらくしてからは、皆が彼らの占領の結果を目にした。おそらく、過去80年で最も残虐な結果を」と強調した。

さらに同士は、ロシアはウクライナとあらゆるウクライナ的なものを全滅させようとしていることを喚起した。

その他、記者から、ウクライナは外国から圧力を受けているか、と質問されると、ゼレンシキー氏は、「誰が私たちに圧力をかけているか、誰がかけてないか、というあなたの質問に答えるには…、圧力をかけることは不可能なのだ。誰かが圧力をかけたがっているか? かけたがっている! 私は、その名前が変わっているかは確信がない。しかし、その人々はそのことを声に出して話すことは少なくなっている。そして、彼らが、以前誰と対話していたのかをよりよく理解していることは素晴らしいことだ。彼らが話していたのは、ウクライナが耐え切れなかったら、さらに進もうとしている人々なのだ」と発言した。

なお、23日、キーウをサンチェス・スペイン首相が訪問した。