ノルウェー、5年間74億ドルの対ウクライナ支援を発表

ノルウェー議会は16日、ウクライナに対して5年間で750億クローネ(約74億米ドル)の拠出する支援につき公表した。

AP通信が報じた

社会主義政党(8議席)のみ反対を表明し、投票しなかった。

拠出される資金は、毎年約15億米ドルずつ軍事・人道支援にあてられる。

ストーレ・ノルウェー首相は、1年前のロシアの対ウクライナ侵攻は「第二次世界大戦後、欧州における初めての攻撃」だと指摘した。

同氏はまた、資金は石油収入によるものであり、ノルウェー経済に影響を与えることはないとも発言した。

その上で同氏は、「これはノルウェーの外のお金であり、ノルウェーで使われるべきものでもないし、今すぐノルウェーで使われることもないものだ」と説明した。

ノルウェーは、現在のロシア・ウクライナ戦争により、欧州諸国が代替エネルギー源を求める中で、収入が増加していた。

なお、16日、ゼレンシキー宇大統領は、ノルウェー議会特別会合にてオンラインで演説を行い、ノルウェーの支援へと感謝を伝えていた。