ウクライナ外交は自国の国益をアジアやアフリカの国々に理解されるようにすることが課題=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は13日、ウクライナの外交は、ウクライナの見解が十分に伝わっていないアジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの地域にアクセスするという明確な課題を有していると発言した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、フィリピンのマルコス大統領と、二国関係史上初めて電話会談を行ったと報告しつつ、「ウクライナにとって、東南アジア全体、その地域の1つ1つの国との中身のある関係を持つことは極めて重要だ。私たちは関連の動きを続ける。総じて、ウクライナ外交は、世界でウクライナの立場が十分に伝わっていない地域全てにアクセスして、ウクライナとその国益を全ての国、全ての人々にとって理解できるものにするという明確な課題を有している」と発言した。

同氏はまた、それはアジア、アフリカ、ラテンアメリカに関係することだと指摘した。

さらに同氏は、ウクライナ外交は現在非常に活発になっており、ほぼ毎日ウクライナ支援に関する合意が得られていると伝えた。同氏は、「大切なことは、個々の合意が、できるだけはやく私たちの防衛のための具体的な供給、国家間の具体的な連携、具体的に署名された文書へと成長させることである」と指摘した。

これに先立ち、同日、ゼレンシキー大統領は、ツイッター・アカウントで、マルコス・フィリピン大統領と電話会談を行ったことを伝えていた。ゼレンシキー氏は、「マルコス比大統領と二国間関係史上初めての電話会談を行った。ウクライナの主権と領土一体性への支持に感謝を伝えた。私たちは、協力、特に国際プラットフォームでのものをさらに深めることを協議した」と書き込んだ。