レズニコウ宇国防相、大統領が決定すれば辞任すると発言

ウクライナのレズニコウ国防相は5日、ゼレンシキー宇大統領が決定すれば、自身は辞任すると発言した。

レズニコウ国防相がキーウ市内で開いた記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

レズニコウ氏は、「どんな幹部も座席に永遠にはいないのだ。どんな者もだ。私が国防相であるか否かの決定を採択するのは、憲法上1人、最高司令官兼ウクライナ大統領のヴォロディーミル・ゼレンシキー氏である。彼は、任命に提案し、最高会議(国会)が任命する。そのため、ウクライナ大統領の決定によってのみ、私は決定を下す。その後、国家元首の提案することを私は行っていく」と発言した。

同氏はまた、解任された場合のその後の活動については「私の専門は、少なくとも法律家であり、それにより、私はこの戦争で勝利を可能にし、その後ロシア連邦軍事政治首脳陣を罰することを可能とする面白いプロジェクトを確実に見つけられる、という楽観的に考える機会を与えてくれている」と発言した。

そして解任された場合は、自身の後任をサポートし、アドバイスをしていくとも発言した。

その他、同日、アラハミヤ最高会議与党「人民奉仕者党」会派長が、レズニコウ氏は国防相を解任されてから戦略産業相に任命されると発言したことにつき、レズニコウ氏は報道機関に対して初耳だと伝えた。ニュースサイト「ファクティ」が報じた

レズニコウ氏は、「私にとってそれが初耳だったということは、コメントできる。戦略産業省に関する話は、私とウクライナ大統領、最高司令官の間では一度もなかった」と発言した。

同氏はまた、ゼレンシキー大統領は戦略産業相へのスライド任命する可能性について一度も話していないとしつつ、「もし突然私にそのような提案が、大統領か首相から入ってきても、私は断るだろう。なぜなら、私は良質な戦略産業相になれるだけの専門知識を持っていないからだ。そのため、私は、それ(編集注:スライド任命)は誤りだと思う」と発言した。

なお、5日、ウクライナ最高会議の与党「人民奉仕者党」のアラハミヤ会派長は、近くウクライナ国防相にブダーノウ現情報総局(注:軍インテリジェンス機関)局長が就任し、レズニコウ現国防相は戦略産業相に任命されるだろうと発言していた