ゼレンシキー宇大統領、ロシア正教会関係者複数人に対する制裁を発効

ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシア正教会関係者や、ヴァディム・ノヴィンシキー氏(元国会議員)などに対する制裁発動決定を発効させる大統領令に署名した。

25日。大統領府広報室が伝えた

発表によれば、ゼレンシキー氏は大統領令第43/2023への署名により、国家安全保障国防会議(NSDC)の2023年1月24日付の制裁に関する決定を発効させるという。

NSDCの決定では、今回新たに制裁対象に加えられたのは、ヴァディム・ノヴィンシキー氏をはじめとする10名の人物。有価証券の取引などが禁止される。

ノヴィンシキー氏は、最高会議(国会)議員に長年選出されてきた親露政治家・ビジネスマン。その他、キーウ・ペチェルシク大修道院の聖職者ペトロ・レベジ氏(ウクライナ正教会モスクワ聖庁)など、モスクワ聖庁関係者が対象となっている。