ウクライナ政府、州長官5名など政権幹部を複数解任

ウクライナの閣僚会議(内閣)は24日、5州の軍行政府長官(ドニプロペトロウシク州、ザポリッジャ州、キーウ州、スーミ州、ヘルソン州)の大統領による解任に同意し、また複数省の次官計4名を解任した。

ネムチノウ閣僚会議相がテレグラム・チャンネルで公表した

発表によれば、閣僚会議が大統領による解任に同意した州軍行政府長官は、レズニチェンコ・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官、スタルフ・ザポリッジャ州軍行政府長官、クレーバ・キーウ州軍行政府長官、ジヴィツィキー・ヘルソン州軍行政府長官の5名。

なお、憲法規定(第118条)上、州軍行政府長官は、閣僚会議の提案に従い、大統領が任命・解任することになっている。

また、ネムチノウ氏は、シャポヴァロウ国防次官、ルケリャ共同体地域発展次官、ネホダ共同体地域発展次官、ムジチェンコ社会政策次官が解任されたと伝えた

これに先立ち、23日、ゼレンシキー宇大統領は、ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官を本人の希望を受けて解任していた。なお、同副長官職には、今回キーウ州軍行政府長官職を解任されたクレーバ氏が任命されると報じられている。