ウクライナ内務相、ポーランド側にグレネードランチャーの爆発につき後悔を伝達

ウクライナのモナスティルシキー内務相は、ポーランドのシムチク警察長官にウクライナ側から贈呈されたグレネードランチャー(擲弾銃)が爆発したことにつき、過ちだったとして後悔を伝え、今後の実りある協力への期待を伝えた。

28日にワルシャワで開かれたモナスティルシキー宇内務相とカミンスキ・ポーランド内務相の会談結果を受けた共同声明がポーランド内務省により公開された

声明には、「ウクライナ側は、ポーランド側同僚とパートナーの揺らがぬ支持を重視しており、深く感謝している。その感謝の象徴的表明が、ヤロスワフ・シムチク・ポーランド警察長官の最新のキーウ訪問時の主なものだった。その時、彼に戦闘用ではなく、ロシアの対ウクライナ武力侵略と関連する贈呈品が渡された。ウクライナ側は、警察総局での事件を引き起こした意図的ではない過ちを改めて悔いている」と書かれている。

ウクライナ側は、今回の出来事に関連して、状況の可及的速やかな解明のための緊急方策をとったと伝え、ウクライナ国家非常事態庁の関連幹部は内部調査実施まで停職処分を受けた」と説明したという。

その他声明には、ポーランドとウクライナが多くの分野で協力を発展させているとあり、とりわけ、犯罪対策、両国間国境越境と関連する人物・物・輸送手段管理の協力、国境隣接地域での国境管理機関の協力に関する新しい合意をめぐる協議が続いていると伝えられた。

双方は、両国内務省間の緊密な協力は続いていくとの確信を表明している。

これに先立ち、12月14日、ポーランド警察総局にて爆発が発生、シムチク・ポーランド警察長官を含む2名の人物が負傷した。その後、カミンスキ・ポーランド内務相は、爆発したグレネードランチャーをシムチク氏に贈呈したウクライナのボンダール国家非常事態庁副長官が停職となったと伝えていた。