クレーバ宇外相、ロシアの安価な原油を購入するインドを批判

ウクライナのクレーバ外相は6日、インドに対して、ウクライナへの支援を拡大するよう呼びかけ、またロシアが対ウクライナ戦争への資金集めに原油の売却から得た資金を利用していることを喚起した。

クレーバ外相がインドのニューデリーテレビ(NDTV)へのインタビュー時に発言した

クレーバ氏は、「どうしてインドはロシアの原油購入量を増やしたのか? なぜなら、ロシアが非常に魅力的な条件、低価格、良好な契約を提案したからだ。どうしてロシアは自らの原油に低価格を提案しているのか? ロシアがウクライナで始めた戦争のためだ。問題は、欧州市場への原油供給である」と発言した。

同氏はまた、インドが安価でロシアの原油を購入することができるのは、ウクライナ人がロシアの侵略で苦しんでいるからだと指摘し、「そして、その事実は、ロシアの石油購入を決定する人物によって評価されねばならない。私はそのことを期待している」と発言した。

さらに同氏は、現在ロシアは原油売却で得たお金を戦争資金、ウクライナ人殺害のために利用しているのであり、ウクライナは欧州の国だろうがアジアの国だろうがその他どこの国であろうが、ロシアの原油を大量購入する国はどのような国であれ、同じように批判的に見ていると伝えた。

その他クレーバ氏は、EUもまたロシアの原油を購入していることを、ロシアから原油を購入する口実にするのは「完全に間違っている」と強調し、なぜなら、インドが安価で原油を購入できているのは、EUのおかげではなく、「ウクライナ人がロシアの戦争で苦しみ、亡くなっているためである」と強調した。

同氏は、「もしあなた方がこの要素を自らの思考に統合するなら、当然ながら、あなた方の外政は、ウクライナ支持拡大にしたがって、修正されなければならない。もしあなた方が私たちの苦しみから利益を得る場合、あなた方の支援が私たちに向けらるのであれば、良いだろう」と発言した。