4国大統領、ホロドモールをスターリン政権の犯罪と承認するよう世界に呼びかけ

リトアニア、ポーランド、ルーマニア、ラトビア4国の大統領は、ロシアの現在の侵略に抵抗するウクライナを今後も支援していくとしつつ、同時に1932〜1933年のウクライナで引き起こされた人為的大規模飢餓「ホロドモール」をソ連のスターリン政権の犯罪として承認するよう国際社会に呼びかけた。

25日、ナウセーダ・リトアニア大統領、ドゥダ・ポーランド大統領、ヨハニス・ルーマニア大統領、レヴィッツ・ラトビア大統領が共同声明を発出した。リトアニア大統領府ウェブサイトに声明が掲載された

声明にて、4大統領は、ウクライナのEUとNATOへの加盟に向けた努力への支持を確認した。

ロシアの対ウクライナ侵略に関しては、今後も包括的な政治的、軍事技術的、人道的サポートをウクライナに提供する努力の調整を強める準備があると表明した。

大統領たちはまた、ロシアの偽情報と歴史の書き換えに対抗する上で協力を強めていくことに同意し、国際社会に対して、1932〜1933年のウクライナにおけるホロドモールをはじめとするスターリン政権の犯罪を認めるよう呼びかけた。

4大統領は、ウクライナへの支持のほか、モルドバとジョージアへの支持も宣言している。

なお、ウクライナでは、11月第4土曜日がホロドモール犠牲者追悼の日と定められている。