黒海穀物合意でウクライナは新しい義務を負っていない=宇外務省

ウクライナ外務省は、黒海を通じた穀物輸送の合意に関して、ウクライナは新しい義務は何も負っておらず、ロシアが合意に回帰したのは、国連事務総長とトルコ大統領の外交のおかげだと発表した。

3日、ニコレンコ・ウクライナ外務報道官がフェイスブック・アカウントで報告した

ニコレンコ氏は、プーチン露大統領が、ウクライナが穀物回廊を軍事目的に使わないという「保証」を出したために、穀物回廊の妨害を止めることを決定したと述べていたと喚起しつつ、他方で、ウクライナは穀物回廊を軍事目的に使用したことも使用を計画したこともなく、同合意の項目を明確に遵守していると強調した。

そして同氏は、「私たちの国家は、穀物合意の現存する義務の枠から外れるような新しい義務は一切負っていない。ロシアが穀物合意に戻ったのは、グテーレス国連事務総長とエルドアン・トルコ大統領の活発な外交のおかげである。ウクライナとの調整の下、彼らが、プーチンの理解できる言葉を見つけたのだ。それは力の立場であって、譲歩ではなかった」と発言した。

同氏はまた、ロシアによる穀物合意履行への回帰は、「力のある立場+断固とした行動=結果」という効果的な公式を鮮やかに示すものだと指摘した。

その際同氏は、国連とトルコに対して、世界の食糧安全保障にとって重要な穀物回廊の機能回復において、リーダーシップを発揮したことにより謝意を伝えた。