欧州委員長、EU全加盟国にウクライナへの武器提供を勧告

フォンデアライエン欧州委員会委員長は15日、欧州連合(EU)の全加盟国に対して、ウクライナが自衛のために必要としている軍事機材を同国へ提供するよう呼びかけた。

キーウ(キエフ)を訪問したフォンデアライエン委員長がゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

フォンデアライエン氏は、「私たちは皆、同じアプローチを共有している。ウクライナが自衛のために必要としている軍事機材でもって同国をサポートすることは絶対的に不可欠である。彼らは、よく装備していれば、自衛できることを証明した。そのため、これは全ての加盟国への一般勧告だ」と発言した。

同氏はまた、EU自体は何らの軍事機材も有していないが、欧州平和ファシリティ(EPF)を使って、そのプロセスを促進していると伝えた。

なお、フォンデアライエン氏は15日、キーウを訪問した。同氏のキーウ訪問は、2月24日以降3回目となる。