ロシアは対ウクライナ侵攻前と同様に「モルドバの露語話者を保護する」と述べている=宇外務省

ウクライナのニコレンコ外務報道官は、ロシアの「モルドバのロシア語話者住民の保護」という言説は、ロシアがウクライナ侵攻の際に利用した偽の口実だと指摘した。

1日、ニコレンコ報道官がツイッター・アカウントに書き込んだ

ニコレンコ氏は、「ラヴロフは、ロシアはモルドバのロシア語話者住民を守るためにあらゆる努力を行うと述べている。私たちはそれを見てきた。それは、ロシアが対ウクライナ侵攻正当化のために利用した全くの偽の口実であった。私たちは、モルドバの主権と領土一体性への完全な支持を表明している」と書き込んだ。

なお、ラヴロフ露外相は8月31日、ロシアはモルドバのロシア語話者住民の保護のためにあらゆることを行うと発言。さらに同氏は、9月1日には、モルドバ領被占領地トランスニストリアのロシア軍人を危険に晒すような行為は全て、ロシアは自国への攻撃とみなすと発言した。モルドバ外務省は、ラヴロフ氏の同発言を受けて、ロシア大使代行を召喚している。