ドゥダ・ポーランド大統領、ゼレンシキー氏に「あなたが私にクリミアを見せてくれると信じている」

動画

ポーランドのドゥダ大統領は23日、2022年になってウクライナのクリミアを訪問するという希望が現れたと発言した。

ドゥダ大統領がキーウ(キエフ)訪問時の第2回クリミア・プラットフォームでの演説の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ドゥダ氏は、演説の最初にウクライナ語にて、「クリミアはウクライナだ。グダンスクやルブリンがポーランドの一部であるように、クリミアもまたウクライナの一部なのだ」と発言した。

また同氏は、自身はクリミアを訪問したことがないが、ポーランドとリトアニアの詩人アダム・ミツケーヴィチはクリミアを魅力的な場所だと書いていたと述べ、「彼の詩の中で、クリミアはポーランドに近いと描かれていた。私は、いつでも手を伸ばして、クリミアに触れられると思っていた。2014年以降、私にはそのような機会はないのだろうと思い始めていた。しかし、2022年、私は、ウクライナのクリミアを見るだろうと信じ始めている。ヴォロディーミルよ、私は、あなたがクリミアを見せてくれると信じている」と発言した。

ドゥダ氏は、ウクライナの人々は自らの命を代償に欧州を守っており、自らの命と健康でもってプラハ、ワルシャワ、ベルリンの安全のための高い代償を払っているのだと発言した。

そして、同氏は、「ポーランドは、あなた方の後衛であり、あなた方の家であり、戦争から逃げざるを得ず、ポーランドにて一時的な家を得ているあなた方の難民皆にとっての家族である。私たちには、その件にて見解相違はない」と強調した。

なお、8月23日、第2回クリミア・プラットフォーム首脳会談がオンラインで開催されており、約60の国・国際機関の代表者が出席している。