EUはロシア国民の観光を制限すべき=フィンランド首相

フィンランドのマリン首相は、ロシア連邦からシェンゲン圏への観光客の流入を制限する欧州全体の決定を採択するよう呼びかけた。

マリン首相がYleへのインタビュー時に発言した

マリン氏は、「ロシアが攻撃的で、残虐な侵略戦争を欧州で行っている時に、ロシア国民が普通の生活を送れ、欧州を旅行でき、観光客となれるというのは正しくない」と発言した。

その上で同氏は、シェンゲン圏の国のどのビザによってもフィンランドの国境は越えられるのだとし、EUの国々が本件を共同で解決できることを期待していると述べた。

また同氏は、ロシア国民の欧州への渡航問題については今春を通じてEU首脳会談で議論されてきたものだとし、「私は、欧州理事会の今後の会合にて、本件がより強力に提起されると思っている。私個人の立場は、観光は制限されるべき、というものだ」と発言した。

なお、ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシアの対ウクライナ侵略戦争を受けて、ロシア国民の西側諸国への渡航を禁止すべきだとの見方を示していた。