ポーランドとチェコの首相、ハンガリーがウクライナにおけるロシアの行動を非難することを期待

モラヴィエツキ・ポーランド首相とフィアラ・チェコ首相は29日、両国はハンガリーのロシアによる対ウクライナ侵略に関する立場に同意しないとし、ハンガリーがロシアの行為を非難することを期待していると発言した。

両首相がワルシャワでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

モラヴィエツキ首相は、「私たちは、ハンガリー、ブダペストから、ウクライナにおけるロシアの犯罪非難に関し、一義的で非常に決意ある立場を期待している。それは非常に重要な条件だ。なぜなら、今そこで起きていることに目を瞑ってはならないからだ」と強調した。

さらにモラヴィエツキ氏は、V4フォーマット(編集注:ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの4国からなるフォーマット)は存在するが、しかし、ウクライナに対するロシア侵略に関する問題は、非常に明確に説明しなければいけないと発言した。

その上で同氏は、「現在、私たちは、ウクライナに関するハンガリーの立場に原則的に同意していない」と強調した。

フィアラ・チェコ首相もまた、チェコ政府はハンガリーのその立場が「明確で理解可能で、ロシアがウクライナで行っていることを非難するという目的に適っていると思われるような」立場となるよう、同国を説得する努力を行っていくと強調した。

モラヴィエツキ・ポーランド首相はまた、フィアラ・チェコ首相とともに、欧州委員会に対して、戦火から逃れ、現在ポーランドやチェコなどの国に滞在するウクライナ国民をサポートするためのさらなる資金の拠出を要請する決定を採択したと報告した。