欧州委員会、ウクライナのEU加盟申請への見解表明に向けた作業開始

欧州委員会は21日、ウクライナが提出したEU加盟申請を根拠とした見解表明に向けた作業を開始した。

ヴァールヘイ欧州委員(欧州近隣政策・拡大交渉担当)がツイッター・アカウントにて報告した

ヴァールヘイ委員は、21日のEU外相級会合の冒頭の発言として、「EUは、ウクライナと同国の人々に、支援を供与することでサポートし続けている。私たちはまた、ウクライナ加盟申請を根拠に見解表明に向けた作業を始めた。私たちは、可能な限り迅速にその作業を行っていく」と書き込んだ。

これに先立ち、2月28日、ゼレンシキー大統領は、ウクライナのEU加盟申請書に署名した。

3月11日未明、欧州連合(EU)加盟国首脳からなる欧州理事会の非公式会合が開かれ、ウクライナのEUへの将来の加盟の展望を認める声明を採択した。他方で、欧州理事会は、ウクライナが求めていた同国のEU早期加盟プロセスについては見送った。これにつき、ゼレンシキー大統領は、ゼレンシキー大統領は11日、EU側からの「もっと強力な決定が必要だ」と発言していた。

マクロン仏大統領は、欧州理事会会合後、「ウクライナにとっての欧州展望、欧州への道は明白である」と発言している。

クレーバ外相は11日、欧州理事会の決定により、ウクライナのEU加盟の実現は100%であり、あとは時間の問題だと発言している