ゼレンシキー宇大統領、解放されたメリトポリ市長に勲章を授与

ウクライナのゼレンシキー大統領は17日、ロシア軍に拘束された後、ウクライナ側が拘束してたロシア兵捕虜9名との交換により解放された、南部サポリッジャ州メリトポリ市のイヴァン・フェドロウ市長と面会し、「勇気勲章」を授与した。

大統領府広報室が伝えた

発表には、ゼレンシキー大統領がフェドロウ・メリトポリ市長に3級勲章「勇気」を授与したと書かれており、フェドロウ市長は拘束されたが、占領者との協力は拒否したことが紹介されている。

発表によれば、ゼレンシキー氏は、叙勲の際、「帰還おめでとう! ウクライナは仲間を苦しみの中に放置しておかない」と発言した。

さらにゼレンシキー氏は、市長に対して、いち早い回復と職務への復帰を祈願し、またロシア人によるメリトポリの占領は一時的なものであり、もうすぐ同市にはウクライナ国旗が再び掲げられるとの確信を表明した。

フェドロウ市長は、自身を信頼してくれたことにつき謝意を伝え、ウクライナの町メリトポリの奪還とウクライナの勝利を近づけるために課題を遂行する準備があると強調した。

これに先立ち、3月11日、ロシア侵略軍がウクライナ南部ザポリッジャ州メリトポリのイヴァン・フェドロウ市長を拉致していた。約10人のロシア軍人がフェドロウ氏の執務室に侵入し、同氏の頭に黒い袋をかぶせ、車に無理矢理乗せて、不明の方向へと連れ去っていた。

16日、ティモシェンコ氏は、フェドロウ・メリトポリ市長を人質から解放する特別作戦が成功裡に終了したと発表していた