欧州評議会、ロシアの脱退を決定 欧州人権条約からも離脱

16日、欧州評議会閣僚委員会は、臨時会合にてロシア連邦の欧州評議会からの完全な除名を決定した。

欧州評議会広報室が発表した。

なお、ロシアは、欧州評議会に26年前に加盟していた。

欧州評議会ウクライナ常駐代表部は、本件につき「歴史的決定だ」とコメントした。

同日、欧州評議会加盟国の旗からロシア国旗が外された。

同時に、ロシアは、欧州評議会が制定した欧州人権条約からも離脱。これにより、ロシアの人権侵害を欧州人権裁判所に訴えることができなくなる。同日、欧州人権裁判所は、ロシアの欧州評議会からの除名を受け、対ロシアの全ての審理を停止する決定を採択した。

なお、これに先立ち、ペイチノヴィチ=ブリッチ欧州評議会事務局長は、ロシアは今年の欧州評議会の分担金を支払っていないと発表していた。