ウクライナ臨時代理大使「プーチンはヒトラーの本に従い行動している」

アウトノモウ駐アルメニア・ウクライナ臨時代理大使は23日、ロシア大統領のウラジーミル・プーチンは、アドルフ・ヒトラーの著書を非常によく把握していると思うとし、現在プーチン氏はその本にのっとって行動しているだけだと発言した。

アウトノモウ臨時代理大使が記者会見時に発言した。ラジオ・リバティー・アルメニア語版が報じた

アウトノモウ氏は、「彼は、東ドイツの国家保安委員会(KGB)国外支局で勤務していた。思うに、彼はこっそりとアドルフ・ヒトラーの『我が闘争』を非常によく把握していたのだろう。その本の重要なメッセージの一つが、『オーストリアは国家ではない。民族は分裂していてはいけない』というものである。つまり、単なる繰り返しなのだ。『ウクライナは国家ではない。民族は分裂していてはいけない』である」と発言した。

同氏は、プーチン氏は「かじれるところからかじっていき」、その後、大きな戦争を始めるのだとし、「またもや、ミュンヘン、オーストリア併合、そしてズデーデン、つまり、ウクライナ、トランスニストリア、アブハジア、(南)オセチアである」と発言した。

これに先立ち、21日、プーチン露大統領は、ウクライナ東部の武装集団「DPR」「LPR」支配地域をの国家として承認し、22日にはロシア連邦上院(連邦院)が、プーチン露大統領が国外でロシア軍を利用することを認める決定を満場一致で採択していた。